松本奇兵隊blog

信州松本からひっそりレノファを応援するblog

NHK:ファミリーヒストリー、こころ旅

ファミリーヒストリーという番組からドキュメント72時間、が続く金曜夜のNHKのラインナップが好きだ。

ファミリーヒストリーは、今回は萩本欽一さん。
あまり詳しくは知らなかったんだけど、文字通りの波瀾万丈人生。
父と子、母と子の物語。時代の中で生き抜く強さや悲しさ。いろいろなことを感じさせられた番組でした。最後、手紙の下書きが出て来たときの欽一さんは泣いてたし、こっちももらい泣きしました。
人から見れば何でもないようなことでも、その人にとって重い出来事や深い意味のあることってあるけど、本当に考えさせられたし、感動しました。
人ってここまでがんばれるんですねえ・・・すごいなあ。

さて、正平さんの「こころ旅」がまた始まりましたね。今は和歌山ですが、どうしたわけか、みる気が起きません。ひょっとしたら、自分の中での「こころ旅」は終わったのかもしれない。難しく言うと、「こころ旅」って巡礼だと思うんですが、自分にとって昨年秋の回でその巡礼は終わったと思います。あれだけ好きだった番組だけど、もうしばらく見ないんじゃないかなあ・・・

ファミリーヒストリーにせよ、こころ旅にせよ、この番組には一種の終活・葬送儀礼みたいな役割がありますね。自分の人生を振り返り、自分の過ごした人生と運命を受け入れる、という意味です。仮に受け入れなくても納得する役割。
ぼくにとって、今までの人生を自分なりに消化し、納得し、受け入れるということは、すこし前まで大きな課題だったように思いますが、今は、やっと受け止めて進んでいけてるように思います。
そういう意味では、自分を受け入れ、運命に従うことができているのかなあと思うんです。変ないい方ではあるけど、幸せに過ごしてます、今は。

萩本欽一さんの回があまりに衝撃的だったので、72時間が軽く思えたなあ。新宿のゴールデン街とか、自分にとっても思い出深い場所がたくさん出て来て、感じること、感じたいこと、たくさんあったけど。まあ、またいつか書きます。