J3最後の難敵“門番長野パルセイロ”戦に向けて(1)--エース宇野沢は先発か?
宇野沢はスタメンなのか?この点が変わるだけでも長野のサッカーは大きく変わる。
ここ5試合(3勝2分)の長野の結果と宇野沢選手の出場状況を見ると
藤枝 2-1 ●
盛岡 1-1 ×
鳥取 1-0 ●
秋田 1-1 ×
琉球 2-1 ○
●は途中出場、○は先発 ×出場なし
となっている。
コンディションが整わないためかベンチ入りすらない試合もあるが、いずれにしても長野が勝ち点3を取った試合は宇野沢選手が出場しており、あくまでここ数試合に限定すると宇野沢の出場は長野の攻撃に関して大きくプラスの影響を与えているのだ。
加えて、長野には新しい戦術的なバリエーションが追加されている。スカパー中継のあった盛岡戦に見られたように、後半途中から土井選手の高さをいかした攻撃を行うようになった。
単純な放り込みではあるのだが、土井選手は190センチ超の高さがあるため、実際に実現すると、高さのない山口のDFは苦労すると思う。今のところ土井選手の起用はバリエーションとしてであると思われ、彼が先発することはおそらくない。しかし、後半途中から1点を取りにくるシチュエーションが生じると、土井選手を躊躇なく送り込んでくる。
思えば、GW時のアウェイ長野戦は土井選手の高さにやられたが、どうも長野のチーム内で序列に変化があったもののようで、その時のような先発起用は少し考えにくい。それでも、高さは山口攻略の有効なアプローチなので、セットプレーだけでなくゲームの基本的な構成でも活用するだろう。
もし、宇野沢選手が出場した場合、左右の揺さぶりや、裏への飛び出しとバリエーション豊かな攻撃が展開されるわけで得点は今までないがひじょうに怖い。そして、前節琉球戦は久々に先発し快勝。この流れからみると、やはり宇野沢先発の可能性は極めて高いと思う。そしてベンチには土井が入ると思う。
キックオフ2時間前のスタメン発表に宇野沢選手の名前があるかどうか、25日夕方は注目したい。
次回は長野のFW陣(宇野沢、土井以外)について書こうかな。