松本奇兵隊blog

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J3最後の難敵“門番”長野パルセイロ戦に向けて(3)--長野の中盤は仙石 都並 パク 山田で固定

長野は相手によってシステムを使い分ける戦術だが、ベースは3-5-2または3-4-3の布陣なので、今回は中盤とDFについて書いてみます。

過去5試合の長野の中盤のスタメンと交代選手は、

vs藤枝

仙石→向
都並
パク
山田

vs盛岡

仙石→向
都並
パク
山田→小山内

vs鳥取

仙石→向
有永
パク
山田
(※都並出場停止)

vs秋田

仙石→向
都並
パク
山田

vs琉球

仙石→向
都並
パク
山田

で、スタメンも交代カードもほぼ同じ。
基本的なMFとDFの並びは、DFも固定されていて、

都並 仙石 パクゴン 山田

 松原  大島  内野

となる。
攻撃陣と同様に中盤でも選手交代はお決まりで、仙石選手に替えて向選手。どの相手に対しても同じ布陣なので、山口戦もこの布陣と思う。試合展開によって変わる可能性は大いにあるが、選手交代カードも同じではないか。
変更可能点は、前節琉球戦において怪我明けの菅野選手がベンチ入りしたこと。また、6月に怪我で離脱した西口選手というサイドアタッカーがいて、この選手がそろそろ復帰の可能性がある。

長野の中盤は、両ワイドに都並ジュニアと山田の攻撃的選手を配し、サイド攻撃も脅威。ただ、土井選手がいない状態では前線にそれほど高さはないので、サイドからクロスというシーンは多くない。というか、それほど攻撃の可能性を感じない。むしろ前線の選手が連携して地上戦で崩す戦術に見える。
しかし、宇野沢がいないと前線でのキープ力が落ち、リズムが単調で点が取れない。何試合かみたけど、その状況で最も脅威なのは山田選手のドリブル突破だ。彼はバランスを崩してもシュートまで持って行くタイプで、維新でやられたように、サイドバックなのにキーパーと一対一というシーンも生まれうる。もちろんそれは全力で阻止しなければならないわけだけれど。
山田選手は、“7.12維新の奇跡”において長野の2点目を決め、さらに山口に3点目を与えるファウルを犯した“やらかしちゃった”人として山口ファンには知られている。しかし、膠着した試合を動かす能力は長野の中でずば抜けており、最も警戒しないといけない選手と思う。都並も山田選手とおなじく攻撃的で厄介な相手だが、突破力では山田選手が上ではないかな。
山口はサイドからの崩しをスイッチに攻撃陣が連携していくスタイルだから、両サイドの攻防は、勝ち点の行方を左右する。事実、“7.12維新の奇跡”では、後半の残り15分まで山口のサイド攻撃は完全に封じられていた。

中盤の守備についても触れる。夏の補強で加入したパク・ゴン選手は今や完全に1ボランチとしてスタメンに定着した。ウチの庄司選手とはタイプがまるきり違うが、アンカーの役割に近いと感じる。彼は高さもあるので、セットプレーでは要注意。
最後に、直近の対戦である8月下旬天皇杯1回戦のメンバーを振りかえると、

スタメン
GK31田中、
DF4内野、3大島、2松原、
MF33山田、6仙石、(25有永)、28パク、(7佐藤)、20都並、
FW13勝又

ベンチ
GK21金、DF27小山内、MF5大橋、FW32近藤、9高橋

という顔ぶれだった。カッコで括ったのは、MF登録だが、FWとして(も)プレーした選手。

スタメンはベスト布陣で、25日にはおそらく勝又の位置に宇野沢が入り、近藤に代わって土井がベンチに入ると思うが、この構成は同じと思う。


まとめ。今回の対決では、山田選手が右(山口の左)、都並選手が左と、前回の維新とは逆の布陣になる(はず)。我らの島屋と香川が山田を押し込めば長野の攻撃は怖くない。そうなれば、試合展開はかなり有利に運べるだろう。